動脈硬化を葉酸で防ごう!
葉酸には様々な効果があります。
その中に、動脈硬化を防ぐことができる、というものがあるんですよ。
血中には、ホモシステインという悪性物質があります。
これは、メチオニンという害のない物質が体の中で分解されたときの代謝物です。
普通ですと、ホモシステインは再びメチオニンに戻りますが、加齢などの理由で、ホモシステインが増えてしまうことがあります。
ホモシステインが増えると、血管にとって悪いことがあります。
増えてしまったホモシステインは多量の活性酸素を出すのですが、この活性酸素はLDLという悪玉コレステロールとくっついて、酸化LDLというものになります。
酸化LDLが多いと、血管の内側にへばりつき、たまっていきます。
そうすると、血管の中の血液の通り道が狭くなってしまい、動脈硬化になるんです。
ここで役立つのが、葉酸です。
ホモシステイン量を葉酸服用で行った実験によると、適切な量の葉酸摂取で、ホモシステインの濃度を90%も下げることができたというのです。
葉酸というと妊婦さんに勧められることの多いものですが、厚生労働省は、男性にも葉酸の摂取を勧めていて、成人男性への葉酸推奨量は、1日当たり240μgです。
葉酸を摂取して、血管から健康になりましょう。