貧血には種類がある
貧血というと、鉄分不足の女性を想像しませんか?
実は貧血は、鉄分不足だけではなく、葉酸不足からもなるので、男性も注意が必要なんです。
貧血の種類は、有名なものが2つあります。
まず、先に挙げた鉄分不足で起こるのが、鉄欠乏性貧血というもの。
鉄分は、血中の成分のヘモグロビンとなって体の中に酸素を運ぶ役目をします。
鉄分が足りないと、体の中の酸素が行き届かない状態になってしまうということ。
そうすると、めまいや立ちくらみ、倦怠感などの症状として、体に表れてきますが、この貧血は、鉄分を補えば治すことができます。
もう1つが、葉酸不足で起こる、巨赤芽球性貧血です。
葉酸は、ビタミンB12と一緒になることで、赤血球を作り出します。
赤血球の役割は、ヘモグロビンを体の中に運ぶこと。
すなわち、ヘモグロビンの器です。
葉酸とビタミンB12が足りないと、赤血球の出来損ないともいえる、巨赤芽球というものができてしまい、本来の役割である、栄養や酸素を行き渡らせることができなくなります。
これが、悪性貧血とも呼ばれる、巨赤芽球性貧血で、症状もとても重いもの。
めまい、動悸、息切れなどの他に、消化器に異常が出たり、味覚の異常や食欲不振などが起こります。
また、ビタミンB12欠乏からは、四肢にしびれが出る、運動失調、精神障害などが出る場合もあるんですよ。
貧血予防には、鉄分、そして葉酸とビタミンB12が必要だということです。
貧血予防や改善のために、サプリを飲む人もいるかと思いますが、葉酸サプリに鉄分が含まれているものがあります。
貧血症状は、甘く見ていると上記したような酷い状態になり兼ねませんから、そういうものを利用するのもいいと思いますよ。